Chemours(ケマーズ)、テキサス州コーパスクリスティ近郊にOpteon™(オプテオン™)冷媒製造施設を新規開設

世界最大のHFO-1234yf製造施設により、Opteon™(オプテオン™)YFの生産能力が3倍になります

テキサス州コーパスクリスティ、2019年6月19日/PRNewswire/ -- フロロプロダクツ、チタニウム テクノロジー、特殊化学品事業の分野で市場をリードする世界的な化学会社、The Chemours Company(「Chemours(ケマーズ)」)(NYSE:CC)は、本日、テキサス州イングルサイドのコーパスクリスティ近郊に新しいOpteon™(オプテオン™)製造施設を正式に開設しました。

Chemours(ケマーズ)は、本日、テキサス州イングルサイドのコーパスクリスティ近郊に新しいOpteon™(オプテオン™)製造施設を正式に開設しました。

3億ドルを投資したこの製造施設により、現在、世界中の数百万の車両と数千の小売店で使用されているハイドロフルオロオレフィン(HFO)系冷媒であるChemours(ケマーズ)のOpteon™(オプテオン™)YFの生産能力が3倍になります。カーエアコンで使用する場合、Opteon™(オプテオン™)YFは代替品である従来の冷媒よりも地球温暖化係数(GWP)が99.9%低いため、温室効果ガスの削減に役立ち、世界各地の環境規制や地球温暖化に関する規制準拠に向けた大きな一歩となります。

Chemours(ケマーズ)とその前身企業は、1972年からコースタルベンドで冷媒を製造しています。本日の式典で開設されたOpteon™(オプテオン™)YFの新しい製造施設は今年2月に生産を開始しており、新施設を含め、この拠点では250名の社員と100名の契約社員を雇用しています。

「本日は、この新施設の歴史的瞬間です。私たちは、お客様の現在と将来のニーズに対応するために、Opteon™(オプテオン™)の生産能力を拡大できることを喜ばしく思っています」とChemours(ケマーズ)の社長兼CEOであるMark Vergnanoは述べています。「私たちは、Opteon™(オプテオン™)を含む画期的で持続可能なソリューションを市場に提供することに尽力しており、ここ米国でこの業界をリードする冷媒を製造し、地域社会に新たな雇用を創出できることを誇りに思っています」

近年、欧州連合、米国、および日本では、カーエアコン、業務用冷凍冷蔵機器、家庭用および商業用エアコンに対してさらに厳しい環境基準が導入されました。これらの新しい規制と消費者の嗜好の変化により、市場では、高性能でより環境的に持続可能な冷媒やブレンドに対する需要が増しています。Opteon™(オプテオン™)冷媒はオゾン破壊係数(ODP)がゼロで、GWPが非常に低いことが特徴です。

コーパスクリスティ近郊にあるChemours(ケマーズ)の施設で製造された冷媒は、急速に成長する世界各地の顧客基盤へと届けられます。最近、グローバル企業数社が家庭用および商業用エアコン用途にOpteon™(オプテオン™)製品を選択しました。これには、北米で自社のダクト付き住宅用エアコン製品と軽量の商業用パッケージ型エアコン製品に採用したCarrierのほか、Carrier Transicold Europe、三菱電機ハイドロニクス&アイティークーリングシステムズ(MEHITS)、ジョンソンコントロールズ、韓国最大手の大型スーパーマーケットチェーンであるE-Martなどが含まれます。

カーエアコン市場では、2020年末までにHFO-1234yfを使用する車両数が1億4,500万台まで増加すると見込まれています。Chemours(ケマーズ)は、従来の冷媒に代わってOpteon™(オプテオン™)YFのようなHFO技術を使用することで、2020年末までに二酸化炭素排出量が1億1,300万トン削減されると推定しています。これは、道路を走行する車両が1年間で2,400万台減少することに相当します。

当社の低GWP製品ラインアップが、2025年までに世界ベースで推定二酸化炭素換算3億2,500万トンを削減するとChemours(ケマーズ)は予測しています。

Opteon™(オプテオン™)の環境特性が従来の冷媒に比べて優れていることが認められ、Chemours(ケマーズ)は今月に入って、Opteon™(オプテオン™)シリーズの開発に対し、米国化学工業協会の持続可能性リーダーシップ賞は授与されました。

「Chemours(ケマーズ)は、当社が成功できるだけでなく、当社の製品が世界をより持続可能な場所にする取り組みに貢献するビジネス機会を追求しています」とChemours(ケマーズ)のフロロプロダクツ担当プレジデントであるPaul Kirschは述べています。「Opteon™(オプテオン™)の生産能力の拡大は、よいことをして世界をよくするということを表しています。私たちは、持続可能なソリューションをお客様に提供し、お客様が変化する政府の規制や消費者の嗜好に適応できるように尽力しています」

Chemours(ケマーズ)について
The Chemours Company(ケマーズ)(NYSE:CC)は、チタニウム テクノロジー、フロロプロダクツ、特殊化学品事業のグローバルリーダーとして、市場を定義する製品、用途の専門知識、化学に基づくイノベーションにより、幅広い産業分野で顧客にソリューションを提供しています。Chemours(ケマーズ)が提供する素材は、プラスチックやコーティング製品、冷凍冷蔵機器、エアコン、採鉱、一般的な工業製品製造などに使用されています。主な製品には、Teflon™(テフロン™)、Ti-Pure™(タイピュア™)、Krytox™(クライトックス™)、Viton™(バイトン™)、Opteon™(オプテオン™)、Freon™(フレオン™)、Nafion™(ナフィオン™)などの有名ブランドがあります。Chemours(ケマーズ)は、2018年に最初の企業責任コミットメントレポートを発表し、その中で国連の持続可能な開発目標(SDGs)に沿った目標を強く打ち出しています。約7,000人の従業員と28の製造拠点を有し、120カ国以上で約3,700社の顧客にサービスを提供しています。Chemours(ケマーズ)の本社は米国デラウェア州ウィルミントンにあり、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に「CC」のシンボルで上場しています。

詳細については、chemours.comをご覧いただくか、Twitterの@Chemours、またはLinkedInをフォローしてください。

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本プレスリリースには、1995年米国私募証券訴訟改革法(U.S. Private Securities Litigation Reform Act of 1995)のセーフハーバー規定の意味の範囲内で、リスクと不確実性を伴う将来の見通しに関する記述が含まれています。将来の見通しに関する記述は、一定の仮定に基づく将来の出来事に関する現在の予測を提供するもので、過去または現在の事実に直接関連しない記述を含みます。特に「信じている」、「期待している」、「予定している」、「予想している」、「計画している」、「推定している」、「目標としている」、「企画している」などの表現は、一般に「将来の見通しに関する記述」であり、そのような記述がなされた時点でのものです。これらの将来の見通しに関する記述には、係争中または将来の環境賠償責任の結果または解決、規制当局による調査・審理・手続きの開始・結果・解決、訴訟の開始・結果・和解、当社製品の需要または採用に影響を与える米国またはその他の地域における環境規制の変更、将来の営業成績および財務成績の予測、事業計画、見通し、目標、ゴールおよびコミットメント、設備投資および投資計画、配当または自社株買いの計画、知的財産権保護の十分性または有効期間、コスト削減目標、収益性と成長を伸ばす計画、当社の買収能力、買収した事業や資産を当社の事業に統合する能力、予想される相乗効果またはコスト削減を達成する能力、純売上高・調整後償却前営業利益(Earnings Before Interest, Taxes, Depreciation and Amortization:EBITDA)・調整後1株あたり利益(Earnings Per Share:EPS)・フリーキャッシュフロー・実効税率・投下資本利益率(Return on Invested Capital:ROIC)の見通しなどが含まれます。これらはすべて、重大なリスクと不確実性を内包するものであり、実際の業績はこれらの記述によって明示的または黙示的に示されるものとは大きく異なる可能性があります。将来の見通しに関する記述は、一定の仮定と将来の事象に対する期待に基づくものであり、正確でない可能性や実現しない可能性があります。これらの記述は、将来の業績を保証するものではありません。また、将来の見通しに関する記述には、Chemours(ケマーズ)がコントロールできないリスクや不確実性が含まれています。さらに、現時点でChemours(ケマーズ)が特定できない、あるいは事業に重大な影響を与えるとは現時点では考えられない、その他のリスクや不確実性が存在する可能性があります。こうした相違をもたらし得る、またはそれに寄与し得る要因には、2018年12月31日期のForm 10-K年次報告書など、米国証券取引委員会に提出された書類に記載されているリスク、不確実性、その他の要因が含まれます。Chemours(ケマーズ)は、法律で義務付けられている場合を除き、いかなる理由であれ、将来の見通しに関する記述を修正または更新する義務を負いません。

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出所:The Chemours Company