Chemours(ケマーズ)は2020年1月1日付けで、EU内での高GWP冷媒R-404AとR-507Aの供給を停止すると発表

2019年12月17日、米デラウェア州ウィルミントン/PRNewswire/ -- 酸化チタンテクノロジー、フッ素製品、特殊化成品分野でグローバルリーダーの化学会社であるChemours Company(NYSE:CC)は、欧州連合のF-ガス規制にけん引された低GWP代替物への市場の移行と2021年の割り当てフェーズダウンに備えるため、欧州連合内での高GWP冷媒R-404A(GWP 3922)とR-507A(GWP 3985)の供給を2020年1月1日付けで停止することを本日発表しました。

Chemours Companyは、酸化チタンテクノロジー、フッ素製品、特殊化成品分野でのグローバルリーダーです。(PRNewsfoto/Chmours Company)

F-ガス規制(Regulation(EU)No 517/2014)では、当該規制の付録IIIの概要に示されるように、特定の使用禁止を義務付けています。2020年1月1日付けで、GWPが2,500以上のHFC(ハイドロフルオロカーボン)を含む、もしくは機能がそれに依存する定置式装置用冷媒機器の使用が禁止されます(-50°C未満の温度に製品を冷却する用途に設計された機器を除く)。

またこの規制により、今後15年間で投入されるHFC(ハイドロフルオロカーボン)の量が削減され、2021年1月1日付けで次の割り当てフェーズダウンが有効になります。これはR-404AやR-507Aなどの高GWP冷媒から、Opteon™(オプテオン™)ポートフォリオなどの低GWP冷媒へと移行することで実現可能です。Chemours(ケマーズ)はスムーズかつ効果的に移行を実現するために以下のようなオプションを提供しています。  既存機器のレトロフィットのソリューションのOpteon™(オプテオン™)XP40(R-449A)、新機器向けの長期的持続可能なソリューションOpteon™(オプテオン™)XL40(R-454A)とXL20(R-454C)。

Opteon™(オプテオン™)XP40(R-449A)は、AR4測定でGWPが1397でA1に分類され、現在EU内の主要なスーパーマーケット、小売業者、請負業者、配送業者、エンドユーザーにレトロフィット向けに選ばれている冷媒です。性能とエネルギー効率を改善すると同時に、より優れた環境持続性を提供しR-404Aに比べGWPを65%超削減します。

Opteon™(オプテオン™)XL40(R-454A)は低GWPで(239)、A2Lに分類されたハイドロフルオロオレフィン(HFO)系の冷媒で、容積式、直接膨張式の低温・中温の業務用および産業用途において、R-404Aの代替品として最適な特性バランスを持っている冷媒です。

Opteon™(オプテオン™)XL20(R-454C)はGWPが148、オゾン層破壊係数がゼロで、A2Lに分類されたハイドロフルオロオレフィン(HFO)系の冷媒で、R-404Aと同等の性能を提供しながら、エンドユーザーはGWP150を達成でき、他のクラス3に分類される高可燃性の代替品より高い充填量を実現できます。<150 GWP and allowing higher charge sizes than other Class 3 highly flammable alternatives.

Opteon™(オプテオン™)の低GWPのHFO冷媒は、冷凍冷蔵機器、エアコン、ヒートポンプ、チラー市場の長期的なニーズに応えられる、持続可能で多目的な冷媒のポートフォリオです。これらの冷媒は、置き換える製品と比べてその性能を維持もしくは改善しながら、世界的にますます厳しくなる規制に対応するために開発され、さらには、HVACR業界のカーボンフットプリントを削減するために、より持続可能な冷媒の選択と機器設計を促進しています。特にヨーロッパにおいては、非常にGWPの低いOpteon™(オプテオン™)XL冷媒ポートフォリオが、F-ガス規制で必須となる市場の移行をサポートしており、性能、安全性、持続可能性、総所有コストを考慮して、顧客が最適なソリューションを選択できるようにします。

Opteon™(オプテオン™)冷媒の詳細については、opteon.comをご覧ください。

Chemours Companyについて
Chemours Company(NYSE:CC)は、酸化チタンテクノロジー、フッ素製品、特殊化成品においてグローバルリーダーであり、市場が定義する製品、応用技術、化学を基盤としたイノベーションを通じて幅広い業界のお客様にソリューションを提供しています。Chemours(ケマーズ)が提供する素材は、プラスチックやコーティング製品、冷凍冷蔵機器、エアコン、採鉱、一般的な工業造業などに含まれています。主な製品にはTeflon™、Ti-Pure™(タイピュア™)、Krytox™、Viton™、Opteon™(オプテオン™)、Freon™、Nafion™などの有名製品があります。Chemours(ケマーズ)は、2018年に最初の企業責任コミットメントレポートを発表し、その中では国連の持続可能な開発目標(SDGs)に沿った目標を強く打ち出しています。当社はおよそ7,000人の従業員と28の製造拠点を擁し、120カ国以上で約3,700の顧客にサービスを提供しています。Chemoursの本社は米デラウェア州ウィルミントン。ニューヨーク証券取引所(NYSE)に「CC」のシンボルで上場しています。

詳細については、chemours.comにアクセスするか、ツイッターの@Chemours、もしくはLinkedInをフォローしてください。  

将来見通しに関する記述
本プレスリリースには、1995年米国私募証券訴訟改革法(U.S. Private Securities Litigation Reform Act of 1995)のセーフハーバー規定の意味の範囲内で、リスクと不確実性を伴う将来見通しに関する記述が含まれています。将来見通しに関する記述は、現在の予想に基づく将来の出来事に関するある推定であり、あらゆる過去もしくは現在の事実に直接関係していない記述が含まれています。「信じる」、「期待する」、「するだろう」、「予想する」、「計画する」、「推定する」、「予測する」、「目標にする」、「想定する」などの言葉は、一般的に「将来を見通した記述」を示しており、その記述が発表された日付時点での見通しとなります。これらの将来見通しに関する記述は、とりわけ、未解決または将来の環境責任、訴訟およびその他の法的手続きまたは偶発事象の結果または解決、予測される将来の営業および財務実績、事業計画と見通し、変革計画、コスト削減目標と収益を高める計画について取り上げている場合があり、実際の結果がそのような記述によって表明または暗示されているものと大幅に異なることになる相当なリスクと不確実性の影響を受けます。将来見通しに関する記述は、将来の出来事に関するある推定と予想に基づいており、正確である、もしくは実現するとは限りません。将来見通しに関する記述は、Chemours(ケマーズ)の管理が及ばないリスクや不確実性を伴うことがあります。さらに、現時点でChemours(ケマーズ)特定できない、もしくはChemours(ケマーズ)が現時点でビジネスに重大な影響を与えるとは予想していないリスクや不確実性が他にもある可能性があります。これらの相違点を引き起こすもしくは寄与する要因には、2018年12月31日に終了した年度のForm 10-Kの年次報告書を含む、証券取引委員会に提出して議論されたリスク、不確実性、その他の要因が含まれます。Chemours(ケマーズ)は、法律で義務付けられている場合を除き、いかなる場合でも将来見通しに関する記述を修正または更新する義務を負いません。

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出所:Chemours Company